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NY公演楽日観劇感激 『近代能楽集』「卒塔婆小町」 00:34
昨日『近代能楽集』を観劇して参りましたです。第一幕は譲晴彦さんと高橋洋さんの殆ど二人芝居に近い形の「卒塔婆小町」。第二幕についてはまた後で書かせていただきますね。^^

コロンバス・サークル
劇場はリンカン・センターとは言ってもコロンバス・サークル前にある、タイム・ワーナー・ビル内の5Fにあるローズ・シアター。以前劇場周辺の写真を掲載させていただいたのですが、どういうわけかこの日はいつもと様子が異なる不思議な空間に感じたわけです。えっ?なんで?って?ニューヨークの劇場前に日本人の嵐が…ですよ。
でも、それでも嬉しいと思うのは私も日本が大好きな証拠^^。
まずは当日(7.30楽日)のタイム・ワーナー・ビル1Fにあります、Box・Office前からご案内いたしましょう。
BoxOffice前
『近代能楽集』を観る為の人が集まりだした7:00過ぎ頃。日本人がパタパタと…。この写真には関係ありませんが、チケットを手に入れたくてウロウロする人、チケットを多く購入してしまい売りたい人…(ちなみにダフ屋さんは見つかると捕まるのでこんなに思い切り前では動きはありませんでしたよん。)。そして、待ち合わせの人、この日の雰囲気を楽しみながら写真をパチパチしている人。さまざまな人が見られいつもの様子とは異なったわけであります。

エレベーター前gekijoshopmae
いよいよエレベーターに乗って5Fへ。そして、ローズ・シアター前の様子。なんだかワクワクというよりも、始まる前の静けさモード。しかし、藤原さんのファンの方や蜷川演出舞台のファンの方、そして譲さんのファンの方もおられたりと『近代能楽集』に関心を寄せるお客様のファン層は広いこと。案外カップルのお客様も目に付きましたね。^^

panfpress
こちらは劇場横にあるショップの正面で売っていたパンフレット。
そして、関係者のチケット等と渡すプレスがありましたが、さほど込み合うことも無く。今日は一般のお客様が多かったのでしょう。
何せ楽日ですから、役者さんも全身全霊でぶつかってくるでしょう。

yukatafutariyukatafutari2
さてさて、こちらはこういった日本の舞台には欠かせないお着物姿、夏なので洒落た浴衣のアメリカ人男性と日本人女性のお二人。ただ、今回は案外少なかったので目立ってましたねぇ。かなりドレスアップされてる方も見受けられましたが、オペラではないので正装の方は少なく…。

帰りの人々
どっしり重たいような、満喫したようなそれぞれが帰路につきました。カーテン・コールは5回。オールスタンディングとはいかず、すこぉしずつカーテン・コール毎にまばらに立ち上がる感じ。初日はオール・スタンディングとのことでしたが、たぶん圧倒されて余韻に浸ってしまったのでは?

『卒塔婆小町』
作:三島 由紀夫
演出:蜷川 幸雄
衣装:小峰リリー

壤晴彦さんと高橋洋さんのお二人の殆ど二人芝居のような舞台。もちろん他の役者さんあっての二人のかけあいなのですが…。
舞台いっぱいに咲き誇る椿の花。5組のカップルが座るベンチ。上方からボト、ボトと花びらではなく花そのものが音を立てて落ち続ける。
下手より老女の後をつけるように詩人が登場するシーンに、劇場内は既に不思議な空気が流れ、譲さんの存在感が浮き出た感じ。腰をかがめ、老女(譲晴彦)の化粧をした顔には小町のプライドが隠されていたことを後で知ることになるのだが…。
5組のカップルはそれぞれにベンチで盛り上がっているのが妙に印象的。
その老婆が小町と呼ばれ、綺麗と囃し立てられた時代がある(綺麗だったではなく現在もと言い張るのだが)ことを語るシーンでは、思わず笑いが漏れる観客に一瞬目がキラッと光る^^譲さん。すこぉし日本人とニューヨーカーの笑いどころにずれがあり、これも案外新鮮だったりして。日頃はアメリカ人だらけのブロードウェーを観ているせいでしょうか…。

私は役者ではなく歌手だったので台詞を喋るという習慣はなく、舞台の上では殆どがフリー・トーク。その土地柄にあったネタを空港や駅から会場に行く間にゲットし、お客様ののりに合わせたトークで会場を沸かせられたときにはよっしゃーと心の中で思った記憶があります。もちろん歌をしっかり決められてその会話が生きるわけですが…。お笑い芸人の方ならなおさらでしょう。。。役者さんの場合は台詞となるわけですが、その声のトーンや微妙な言い回し、独自のキャラ、そして目線や仕草ひとつで落としどころが生きてくると私は思うわけです。やはり、生の舞台の良さは一回一回のお客様の反応が同じ演出でも微妙に異なること。特に今回は英語の字幕が舞台上方に横長のスクリーンが、左右のサイドにTVモニターがあるのですが、字幕を読んでいると舞台の動きが見えない、、、また、私は3列目のほぼ真センターにいたため、その字幕は殆ど見えない…周辺に居たアメリカ人は横に座る日本人に軽い通訳をしてもらっていたのが目に付きましたね。そのあたりは残念でしたが、こういった日本語の公演の場合は致し方ないでしょうね。そう思うとブロードウェーの作品の中にはショートランスという日本語解説機があり、「平成中村座」の時はありましたが、シーンと静まり返ったシーンでは逆に耳元からもれてくる解説機の音が気になったりと、なかなかいい解決策がないものですね。

話は戻りますが、老婆が99歳であることを頭にかぶっていた布をはずし、詩人(高橋洋)に自分の顔や髪を見せ…99歳だと認識させるシーンは、譲さんのゆったりとした迫力を感じましたね。言葉にするのは難しいのですが。

そして、20年前の鹿鳴館のシーンでは女性5人が小町を囲み、
ドレスを素敵ねぇと褒めるのだが、会場がドッと笑う。
今度は男達が小町の声を
「爽やかで噴水のような声だ!」というとまたドッと笑う。
二人で踊るシーンでは
「お顔色が悪いわ」
「いいえ、生まれつきです」でまた…笑う。。
案外笑いを誘うシーンが多く飽きない。が、ニューヨーカーの中には意味はわからないが雰囲気につられ笑いをした人も多かったのでは?
そのくらい譲さんの芸人魂がいいのであります。えっ?役者だっつーの!失礼致しました…。
そして、老婆の
「邪い毒だった垢だらけの胸を…」と言い放つ頃には譲さん熱演のため汗が滲み出し
「やっと思い出した…99歳のすっぱい匂いがした」では大うけの女性がおり、一人大笑いしておりました。

詩人「小町、君は美しい。世界で1番美しい、1万年たったって君の美しさには衰えが無い」(会場笑)
小町「そんなことを言って後悔しないの?」
詩人「後悔しない」
小町「あなたは馬鹿だ、眉の間に死相が浮かんできた」
詩人「僕だって死にたくない」
小町「あんなに止めたのに」
(記憶のある限りのやりとりですが、このあたりはお二人汗だくの熱演でした)詩人はのけぞり死んで行きました。。。

セットが変わり、おまわりさんが見回ると詩人はころがっており
老婆に「ばあさんこいつはいつごろからころがってた?」と聞くが
老婆は「さあね、だいぶ前から」
おまわりさん「まだ、暖かい」
老婆「3,40分前に酔っ払ってやってきて、私に色気を出して…」(場内爆笑)

老婆「チューチューたこかいな」完

譲さん演ずる老婆が80年前の鹿鳴館のシーンですくっと姿勢を正し、生き生きと語るあたりの声も併せての使分けは見ごたえありましたね。衣装チェンジなくあの老婆から若き小町へと変身し、若き小町にちゃあんと見せるあたりは圧巻。歌舞伎を連想させられてしまったのは私だけ?
譲さんの落としどころの間の取り方は絶妙でした。
蜷川さんの作品の中ではわかりやすい作品でした。以前軍団さんが出ているということで渋谷で観劇したことがあるのですが(タイトル思い出せず)何かのチケットを買うために階段に並んでいる人々の様子をお芝居にしたもので、何が言いたいのかさっぱりわからず、出演した軍団の方に聞いたら「僕にもわかりませぇん」と言っていた…。。。???出演者がわからない世界じゃ見ているほうはもっとわからない?と思い蜷川さんの演出は頭を遣わねば!と感じた次第。
今回の作品は入りやすく安心。日本でご覧になっている方々に聞いてみたいところです。
しかし、私の観劇談は参考になるのでしょうかぁ?どうも視点が違ってしまうので、まともな観劇談をご希望の方は評論家の方々のをご参考に!(^^;)
すこぉしばかり、裏観劇談をもうひとつのブログに後ほどUPしておきますので、お時間のある方はご覧になってくださいませ。
ではでは、藤原さんについてはまたあとで…。
長くなっちゃってごめんなさい。。。
| 2005NYブロードウエイ&エンタメ情報 | comments(6) | trackbacks(1) | posted by
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KIYOねえさま、3列目センターで俊徳に会った感想はいかがだったでしょうか(笑)
NY公演の様子は実は日本ではほとんどメディアが取り上げてくれないので毎日ワイドショーチェックしていても悲しくなってしまうのであります。演劇とういうものがまだまだ音楽や、国内のアイドルイベントに比べて不遇なんだと感じます。レポの続き楽しみに待っています。TBさせていただきました。
posted by きっち☆彡 | 2005/08/01 9:10 AM |
きっち☆彡様
俊徳の感想は明日アップさせていただきますね。^^。ニューヨーク公演の様子はあまり報道されてないのですね。それはものすごぉく悲しいです。海外で認められる舞台をするというのは本当に大変なことなんですよ。でも、悲しいかな日本人の舞台がニューヨークで関心を持っていただけるのは、能、歌舞伎、侍、などのアメリカ人が日本の文化として古くから認めているものが殆どのようです。でも日本の伝統文化がそれだけ素晴らしいと評価されている証ではあるのですが…。
なんとか、日本人の海外での活躍を日本の皆様にお伝えいただければと心から祈るばかりです。その為には私たちのようなニューヨーク在住の人々が声を大にして発信していかねば!と…とは申しましても小さな小さな一歩ですが…今後ともよろしくお願い申し上げますぅ。
posted by KIYOねえ | 2005/08/01 1:43 PM |
はじめまして。ふらふらしてたらここにたどり着きましたので、足跡だけでも・・・

NYまで飛んで行きたかったけど、行けなかった私にとってこんなに詳しいレポは本当にありがたいです!(^^)!
楽しく読ませていただきました♪ありがとうございました!

以前に見たと記載されている舞台はきっと「真情あふるる軽薄さ」ですね〜。
私もあれは全然わかりませんでした・・・笑
posted by samiya | 2005/08/01 9:41 PM |
samiya様
ようこそ!おいでませぇ〜。^^
喜んで頂けたようで嬉しゅうございますぅ。
あっそうそう!それですぅ。「真情あふるる軽薄さ」ですよん。さっぱりわかりませんでした。が、今回は(比べてどうする?とも思いますが)わかりやすく(NY用に演出変わってますかぁ?ネッ)とてもよかったですぅ。
また、いらしてくださいねぇ。
posted by KIYOねえ | 2005/08/02 8:18 AM |
KIYOねぇさま

見に行った子によると、演出の変更は特になかったようです。日本で公演を重ねるごとにどんどん個人の演技は変っていってましたけど。。。♪

あ、天保チケ追加発売8月20日らしいですよ。がんばってください^/^
posted by samiya | 2005/08/03 1:20 PM |
samiya様
さようでございますかぁ〜^^。
天保…のチケット追加発売ですかぁ〜。ちと知人にお願いするしかないですねぇ〜ニューヨークにおりますので。
演出の変更はなかったのですね。回を重ねるごとに皆様学んでらっしゃるのですね。
もう一度いつか見てみたい!ですぅ。
posted by KIYOねえ | 2005/08/04 4:50 AM |
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『近代能楽集』NY公演が大盛況のうちに全公演日程を終えたとのことです。 千秋楽の様子、NY在住レポーターのKIYOねえさまのブログで紹介されていました。 それにしてもこのNY公演に関しての日本でのメディアの関心の薄いことといったらありません。 どう
| てんねん・きなり | 2005/08/01 9:21 AM |
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